Wakana Diary_20190201


ずっと書けてなかったナガ旅行に行ったことを書きます。

 

2月初旬にミャンマーとインドの国境ナガに行ってきました。

 

せっかく普段はいけないような辺境の地に行くことになったというのに私はナガについての知識があの可愛い刺繡と、首狩り族のイメージくらいしかなかったため知り合いがおすすめしてくれた「西南シルクロードは密林に消える」という本を読むことにしました。

 

筆者が中国からミャンマーを通ってインドまで陸路で渡った実体験の話で、途中ミャンマーからインドに抜ける時にナガ地方が出てきます。

普段あまり本を読まないので、読み進めるスピードが遅く、またナガが出てくるのは比較的物語の終盤なので中国あたりでもう早くミャンマーに入ってナガまで行ってくれよと読みながらそわそわしてしまいました。

結局ナガ編を読みを得たのはナガ旅行へ向けてバス移動中の時でした。

その小説の中で私が興味を持ったのはナガの人たちがしょっちゅうアヘンを吸っている様子が出てくるところです。冗談でナガまでアヘン探しに行ってくるねと友達に連絡していたら、本当にアヘンに出会ってしまいました。

 

旅行は空港のあるカムティから車で山を登り、ラヘーという町のゲストハウス泊まりそこを拠点にいくつかの村を訪問しました。

一番感動したのは旅行中訪れた中で一番奥地の村です。

 

タイムスリップしたような風景もすごかったですが、西南シルクロードで読んだやつだー!となる出来事を体験することができました。

 

一番はやっぱりアヘンでした。

奥の囲炉裏を囲んでいるおじさんたちはアヘンを吸っているとガイドの方が教えてくれたので傍で観察させてもらいました。

アヘンの吸い方も本に書いてあった特殊な方法の通りだったので、私はナガに来た中でたぶん一番興奮してしまいました。通常の吸い方の知識があるというわけではありません。

そこでは布にアヘンを染みこませて竹のパイプを使って吸っていました。

 

他には、本に出てきた狩った動物の骨を飾る風習を村長さんの自宅で見ることができて感動しました。

大きな水牛や猿の頭蓋骨がいくつもありました。古びた銃も置いてあって雰囲気がありました。

骨を飾るのは豊かさの象徴と書いてあったので、さすが村長の家だなと思いました。

 

私の大好きな異世界感をたくさん感じることができました。 つづく


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