Wakana Diary_20190203


ナガ旅行編最終章です。

私の中でナガ族といえば、首狩りか刺繡の布を思い浮かべます。

 

私はミャンマーの数ある素敵な民族柄の中でも、ナガの刺繍がお気に入りです。一見気の抜けたかわいいデザインなのによく見ると狩った首が並べられてる(たぶん)模様などがあり、怖い伝統が隠れているようで魅力的です。

でも普段いろんなところでお目にかかっているナガの刺繡の布がどこにもなくて驚きでした。

その代わり少しテイストのちがう、でも同じ種類と言えるような刺繍の布がカムティのお土産屋さんにはたくさんありました。

その中でもひと際目を引く武器のモチーフの総刺繡のロンジー布を社長のお土産にしました。

服にしてしまったら攻撃的すぎるとのことで、家に飾ってあります。

 

お土産屋さんに売っていた赤や黒の少し派手な布はマントとして使うらしく、お土産用だと思っていたものが山奥の村の人たちもみんな同じようなマントを身に着けていました。

若いお母さんたちのマントの後ろから赤ちゃんが顔を出している姿が可愛かったです。

 

ナガ人になりきるため私も一枚買ったところ、普段愛用しているユニクロのウルトラライトダウンジャケットに引けを取らない暖かさで驚きました。

私はナガの寒さを少しなめていて、ウルトラライトダウンジャケット以外は薄着しか持ってきていなかったのでとても役立ちました。

特にラヘーで星空観察したときはぽかぽかでした。

そのあとゲストハウスの一家と部屋の中で焚火を囲ってコーヒーを飲んだりしたことも雰囲気があってよかったです。

 

ほとんどのナガの村では、村人が手作業で布を織っているところはなくなってしまったらしく、唯一まだ残っている村に連れて行ってもらいました。

私たちのために糸を紡ぐところも見せてもらうことができました。慣れた手つきで綿から色を引っ張って棒に巻き付けていました。

少しだけパフォーマンス感がありました。

 

その村で売られていた布はナガ特有の刺繡や派手なマントはなく、草木染のような優しい色合いの布でした。柄の種類も2種類くらいです。

 

何に使うかよくわかりませんでしたが辺境で作られた貴重な布だしいつか高く売れたりして、と思い縦長の布を一枚買いました。

とりあえず家のテーブルクロスにしてみたところ食べ物をたくさんこぼしてしまったのでもう売れなそうです。


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